しらやまのご紹介

越前市白山地区

越前市白山地区は標高250m~350mの里山に囲まれた、標高150m前後の小盆地です。
この里山に注ぐ北陸特有の降水量により、豊富な水に恵まれています。
自然の湧水と小さな浅いため池が点在し、全国的にも希少な生物多様性の自然環境に富んでいます。
また、土壌は非常に保水性が高い粘土層で、おいしいお米や野菜が育つ秘密はここにもあります。

こうのとりの住む里地里山

昭和45年に国の特別天然記念物コウノトリが飛来し、住民が「コウちゃん」と呼んで親しみましたが、くちばしの一部が折れていたこともあり、兵庫県豊岡市のコウノトリ郷公園に保護されました。
そのため、再び本地区にコウノトリが飛来するよう、生物の豊かな地域の自然を保全再生し、豊かな水源地域として活性化する取り組みを進めています。
その取り組みがコウノトリにも通じたのでしょうか。2010年4月、再びしらやま地区にコウノトリが2羽姿を見せました。

あなたの知らない生き物に出会える里

日本の里地里山100選に選ばれたしらやま地区には、絶滅危惧種であるアベサンショウウオやハッチョウトンボなど多くの生き物が棲んでいます。生き物の大半は里山にいます。
人々の営みの中にいます。田んぼや小川、雑木林があり先人の文化を引き継いだ人々もいる。それが里山です。
これらの生き物たちの命をつないでいくためにも、さまざま生き物を育む豊かな自然環境をつくり生き物の王と言われるコウノトリを育てる取り組みが始まっています。

しらやまの魅力

みどりと自然の村・太陽広場(安養寺町)

約6万m2の広大な芝生広場をはじめ、山の斜面を利用したグラススキーが人気です。
キャンプスペースやバーベキュー施設があります。

金華山グリーンランド(米口町)

あふれる緑と、紺碧の越前海岸のコンストラストが美しいキャンプ場。コテージはバス・キッチン・トイレ・寝具を完備しています。
(冬期間は雪のため閉鎖)

さぎ草王国(安養寺町)

「さぎ草」を宝として残そうと、さぎ草王国が建国されました。
もちろん王様やお妃がおり、国家や国旗もあります。
(開催日:8月上旬 さぎ草展)

白山神社(二階堂町)

大きな赤い鳥居が印象的な神社です。

解雷ケ清水(けらがしょうず)(千合谷町)

約1400年前、乱を避けて渡ってきた百済国王女「自在女(じざいじょ)」が従者の喉の渇きを癒すために、岩肌を杖で突いたら湧き出したという霊水と伝えられています。
(7月7日 解雷ケ清水祭)

有形文化財 小泉家(二階堂町)

江戸時代後期1820年頃の建物。入り母屋造りの二階建ての建物。上が茅葺(かやぶき)、下が瓦葺という独特の外観です。

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